食卓を彩るメニューの内、人気があるのがお肉料理。
その中でも豚肉は安価で使い回しも利く、万能食材ですよね。
育ち盛りがいる家だと、がっつりメニューでしっかり食べたい。
なんて家庭も多いと思います。

しかし、困ってしまうこともあります。
がっつりメニューに欠かせない分、厚い豚肉は固いんです。
特に女性はアゴが弱い傾向にあるので、食べるのはいつも薄切りと
いう女性は少なくないと思います。
そこで、固くなりがちな厚い豚肉を
美味しく柔らかく食べれる方法がありました。
それがヨーグルト。
なぜヨーグルトが豚肉を柔らかくするのか。
そこには柔らかくするだけでないヨーグルトと豚肉の
とてもいい関係がありました。
豚は意外と筋肉質
豚は時折悪口に使われることがあります。
しかし、豚は私たちが思っている以上に、筋肉質だったんです。
成体の豚の体脂肪率は、なんと14%前後。
ちなみにヒトだと成人男性で17~21%、成人女性で28~34%。
14%だと、12歳の男の子の平均体脂肪率。
かなり低い数値です。
筋肉を解す乳酸菌
私たちが美味しくいただく赤身は、ほとんど筋肉です。
固いはずですよね。
その固い筋肉を解してくれる成分、それが乳酸菌。
そして、乳酸菌を多く含む食材が、ヨーグルトです。
ヨーグルトの乳酸菌が肉の繊維に入り込み、固いタンパク質を分解します。
そして分解したところに水分を蓄えることで、さらに柔らかく
ジューシーなお肉に変化させるのです。
ヨーグルトとあと一品で、美味しい逸品
家庭にある食材をヨーグルトにプラスして、美味しい一品ができました。
- 大きい保存容器にヨーグルトを大さじ3、味噌を大さじ1杯。
- ①にはちみつ(または砂糖)を小さじ1程度お好みで加える。
- 豚肉は軽くキッチンペーパーで押さえ、水分を除く。
- 豚肉に1を塗りこみ、保存容器のまま冷蔵庫へ入れる。
- 冷蔵庫で1晩、できれば2~3日熟成させる。
- 軽く指でヨーグルトをぬぐい、フライパンで軽く焦げ目をつけるくらい焼く。
このままでも十分美味しいですが、1のときにカレー粉を
小さじ1程度入れてもスパイシーで美味しいです。
冷めても柔らかさはそのままなので、お弁当のメニューにも。
がん予防にも効果があるとか
私たちの腸内には、善玉菌と悪玉菌がいる話は有名ですね。
肉を消化するときに、この悪玉菌がニトロサアミンという
物質を生成します。
このニトロサアミンが、がんに関与する物質と
言われています。
しかし、乳酸菌はこの物質を外に排除する働きがあります。
ヨーグルトは美味しくするだけでなく、健康にも役立つ食品なんですね。
まとめ
食事は誰でも大切な習慣。
だけど美味しいものばかりだと、健康は維持しづらい。
バランスよくと美味しくは、中々両立しないもの。
ご紹介したヨーグルトを使ったレシピは、豚肉だけでなく魚を漬け込んだり
野菜のディップにしても美味しく食べれます。
美味しく健康な生活を目指しましょう